そこで馬鹿みたいに馴合いの多い携帯のネットの世界を傍観している。
『絡み』という言葉の向こうに必死に携帯を握りしめて他者との触れ合いを掴もうとしている人間の姿が覗く。
彼らは電子文字の世界から自分の存在するリアルに接続しようと必死だ。
私は自分の友人を見ていると特にそう感じる。
通信料が定額じゃなかったらとっくに100万円超えてる、とか聞いてびっくりした。
大体の人が携帯を片手にしている。それも一日中。
友人と言葉を直接交わしているのは少数だし。
たくさんの高校生が携帯に依存している…ってホントだったんだなぁ、と今更実感…。
そして、その後の授業中にこんな妄想をした。
これで何人の高校生が真っ青になるのか。
もちろん、私は困らない。
友達がとっても少ないから。
ああ、考えただけでも楽しい、わくわくする。
「友達とメールができないなんて」とか嘆いて欲しい。
ふははは、存分に苦しむが良い!
自然とニヤニヤしてしまう。
まっさらな状態に戻すんだ。
ややこしいよ、足跡なんて怖いよ、即レスなんてしたくないよう。
・・・私は本当に嫌な高校生だ。