2007-09-04

http://anond.hatelabo.jp/20070904022322

子供を山頂まで運ぶのが子育てなら頑強な父親は頼もしいが本人にも不安も無い。

しかし意志が弱く要領悪く稼ぎも悪い父親が同じ山頂に子供を運ばなくてはならないと思うときの心境がどんなものか想像もできないか。

駄目と自覚する人間ほどその重責を前にする覚悟は相当なものだ。

やせ衰えた病身の親の背中で姉妹はああで無いこうで無いと叱責する。やれ休むな、ひざを突くな、隣の親のようにもっと高く掲げろと求めるのだ。

それも背負うた子の望みなら耐えよう。しかし子は親の心知るどころか「私が上手く言えばこの駄馬も上手く働くに違いない」と小細工めいた知恵をめぐらすのだ。

この親不孝がわからんものかね。

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