2007-06-22

例の弁護士懲戒請求。

いくつかサイト見たけど請求は通らない、的外れだということはわかった。

正直意外だった。俺も危うく橋下弁護士に釣られるところだったw

その流れで弁護団長の安田って人のことを調べたら(調べたといってもWikipediaを見ただけだけど)

どうやら只者ではないということを知りちょっと弁護団に味方してやろうかという気になった。

そうして考えてみると弁護側の主張は正しかったんじゃないかと思えてきた。

ここでの正しいとは事実に基づいているという意味ではない。

あの突飛な主張について被害者侮辱してるとか裁判馬鹿にしてるとかみんな言うけど

被告のそういう態度がわかったということはよかったのではないかと。

みんなもし自分が弁護人なら被告があんな主張をしても思い直すように言うよね?

俺もそうするだろうしあの弁護団もそうしようとしたと思う。

そしてもっと真っ当な裁判官を納得させるような主張を展開しようとするはずだ。

でもそれって正しいことなのか?

法廷裁判官のご機嫌をとる場ではないはずだ。事実を解明して然るべき処分を下す場だ。

弁護人被告に主張を思いとどまらせて捏造とはいえないまでもそれなりに体裁を整えた主張を用意することが事実の解明につながるとは思えない。

被告の主張が事実だといっているわけではない。

被告がこの期に及んであんな主張をする人間だという事実が隠されてしまう、という意味だ。

でもけっきょくそれで被告の罪が重くなるんだったら弁護士失格だろ?

という意見もあるだろうけどそれは違うと思う。

法廷事実を解明して被告に然るべき処分を下す場、と書いたけど判決を下すのは裁判官だから

弁護人仕事事実を解明して然るべき処分を下せるよう手伝うこと、になるのかな。

なら罪を軽くしようとか無罪にしようとするのが弁護人仕事ではないと思う。

結果として罪が軽くなったとか無罪になったとかそういう性質のものであるべきじゃないかと。

被告の突飛な主張に対してそれが法的にどんなデメリットがあるのかちゃんと説明して

それでも被告がその主張を取り下げないのであれば弁護人はその主張を法廷で展開するのが責務だしそれ以外に事実を明らかにする方法はないと思う。

  • で、どう的はずれなの? そこをくわしくplz

    • そもそも懲戒請求に対して誤解がある。 『請求』という言葉にみんな請願書みたいなのをイメージしたみたいだけど 実際は告発に近いもので間違っても憶測や感想や主義主張を書き連ね...

  • なるほど… 後半も含めて面白く読みました。 死刑って「国があなたに代わっておしおきするから、個人的に仇討ちとかしちゃダメだよ」というコンセプトなんでしょうけれども(ここ...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん