2007-05-17

http://anond.hatelabo.jp/20070517123121

芸術の話と娯楽の話をごっちゃにしないほうが良い。

芸術家は金がなかろうが病気になろうが気が狂おうが書くし作る。極端な話、墨と壁があれば後は何にもいらない世界。変人の世界。他人に関係ない世界。評価軸はあくまで自分自身。社会とか金とか地位とか名誉とか、そんなの関係なくて、自分自身が納得できるかいなかの話。次元が違う。

対して「クリエーター」ってのは娯楽を作る人たちでしょ。人を喜ばすために、それで金を稼ぐために書いたり作ったりする人。まれに芸術作品を作ることもあるけれど、他の凡作に隠れて判別しようがない。というか、そういうのは関係ない。とにかく人が楽しめるか否か、稼げるか否かで「その業界」の発展が決まってくるって話。大衆にとっちゃ、娯楽は交換可能な代物でしかなくて、音楽でも映画でも小説でもWebでもパチンコでもSEXでも、他に楽しめるものがあればそれでOKなんだよね。さらに、なくても死にはしないが、ないと死にそうな代物だから、金がなければつぎ込まないし、あればつぎ込む代物。

ま、とにかく競合他社がいっぱいいて、その中で業界としての仕組み作り、ルール作りをうまくやらないと、大衆から見放されるってだけ。文化とか芸術とかは、その後についてくるかもしれないし、ついてこないかもしれない、副次的なもの。予想できるものじゃないし、今の自分たちには関係ないもの。

結局、50年、100年、1000年経たないと結果は分らないからね。

記事への反応 -
  • でも多くの名を残している人々にはパトロンがいたよね。 生きている間に評価をされなかったゴッホにも、弟セオドールというパトロンがいた。 ある程度運命共同体的に金がなくてもな...

    • 芸術の話と娯楽の話をごっちゃにしないほうが良い。 芸術家は金がなかろうが病気になろうが気が狂おうが書くし作る。極端な話、墨と壁があれば後は何にもいらない世界。変人の世界...

    • http://anond.hatelabo.jp/20070517123121 http://anond.hatelabo.jp/20070517123303 当時とは桁違いの人に見てもらうことができるし、直接全世界に寄付を募ることだってできる。次回作制作のために募金を募る...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん