僕は今日東京に行く。何もかも不便で、ダサくて、変化がないこの糞ド田舎から抜け出して、何もかもが刺激的な東京に行くんだ。
僕の18年間は田舎との戦いだった。流行本すらまともに入荷しない木造立ての本屋、同じ髪型にしかしてくれない床屋、うるさい虫共、少ない街灯、妙に馴れ馴れしい近所の奴ら、一挙手一投足全てウザい母親……。
僕は東京に行って生まれ変わる。カッコよくてオシャレな新しい人生が始まる。友達がいっぱいできる。彼女も作る。カッコいいバンドのカッコいいライブに行く。本をたくさん読む。創作活動をしてみる。何もかもが楽しみだ。
……それなのに。荷造りが終わってから続くこの何とも言えない物悲しい気持ちは何なんだ。
目に見えるもの全てが、美しく切ないもののように感じる。今僕は美化する過去を体感しているのかもしれない。
僕はこの町が大嫌いだ。でも、この町の思い出は大好きだ。
http://anond.hatelabo.jp/20070330061638 この気持ちすげぃわかるなぁ。 なんで人間って過去を美化するんだろう。 それってもしかして防衛本能の一種なのかもしれない。
http://anond.hatelabo.jp/20070330062822 都合の悪い部分を忘れるんじゃないかな。 空いたスペースは、これまた自分の都合の良いように補完する。 悪い思い出もあるって?それは忘れられないほど...
すごくわかるよ。 僕はクラブ系の音がが好きで9年前に東京よりも田舎からこっちに来た時、 アナログレコードの入手のしやすさに感動したけど、9年後の今ありがたみが薄れちゃった。 ...
http://anond.hatelabo.jp/20070330061638 よう、3年前の俺。 引越す前に田舎にそんなに不満はなかったな、俺は田舎の暮らししか知らなかったから。 でも、引越す前の荷造り済ませてからの時間...
大都会交響曲 http://anond.hatelabo.jp/20070330061638