はてなキーワード: 横田濱夫とは
いまから十年くらい前、本屋で働いていた。本屋のメインバンクが○銀行だった。
売上金は翌朝窓口に持っていって、順番関係なく整理券と一緒に「はいよ」と渡し、
二、三時間たってから取りに行き、順番関係なく「はいよ」と受け取っていた。
ところがある朝突然
「整理券の番号を呼ばれてから窓口に来てください」
と言われるようになり、ポカーン状態になった。
二十年くらい取引があり、双方顔知ってるのに言われたんだよ。
まぁしかたない、俺は朝の開店と同時に入金処理してもらうようにした。他の従業員は知らない。
○
毎年フリーマーケットに出るとき、銀行で一万円札崩してもらうんだが、
「窓口では貨幣の金種指定が出来ません」
って言われた。
「去年までやってくれていたんですが?」と言っても、
「いえ、窓口では貨幣の金種指定は承っておりません」
「でも去年まで…」
「しばらくお待ちください」
と、他の行員に確認に行く。
「やはり去年も、どこの支店でも承っておりません」
「毎年ここに来てやってもらってるんだよ」
「承っておりません」
しょうがない、みずほ銀行に行って五十円玉●枚、五百円玉△枚の端数、両替してもらいましたよ。
(自動両替機だと五十円玉は一本五十枚でないと両替してくれない。五十枚もいらない)
○
そして今日。
今までは「普通預金の支払いではなく税金の支払いですから、振込依頼書に判を押さなくても承りますよ」
だったのに、いきなり
「ご登録印が押されていないと、通帳からの振り込みはできません」
「いや、去年まで…」
「できません」
「去年まで…あなた、去年この支店で業務してました?」
「いえ、今年からです、ちょっとお待ちください」
と先輩行員に確認に行く。
「やはり判がないと…」
「あなた、去年この支店で業務してました?」
「いえ、今年からです、ちょっとお待ちください」
「やはり判がないと…」
「あなた、去年この支店で業務してました?」
「いえ、今年からです。判がないと振り込みができません」
○
まぁ、銀行業務ってののほとんどは判子がないとダメなんでって、今までが特例措置だったんでしょうよ。
んでさ、優秀な銀行員ってのは、その地域に溶け込むような、きめ細かいサービスをする行員じゃ、ないのな。
銀行の商品って金利と査定の基準で、金利は自由化されたといっても無店舗営業の利率には敵わないし、
資金を貸すのもこのご時世、貸し剥がしが社会問題になっていて業務が苦しいのは解るけど、
マニュアルに優秀さを発揮して、地元の顧客へのサービスは受け継げないし、やっちゃいけないんだとしたら、
銀行の将来って、どうなんだろう?
本当の意味で全行均一サービス、その土地土地によって異なるサービスは禁止、なんて、
本当に(まぁ)一億円以上の預金のある客と、ATM手数料を文句も言わず払う客だけが求められているのか?