「アジール」を含む日記 RSS

はてなキーワード: アジールとは

2008-06-19

http://anond.hatelabo.jp/20080619200826

農民の国だろjk

あのな、農民なんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。

得意げな顔して何が、農民の国、だ。

お前は本当に農本主義者なのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい

お前、農民って言いたいだけちゃうんかと。

日本通の俺から言わせてもらえば今、日本通の間での最新流行はやっぱり、

網野史観、これだね。

漁民と職人の国。これが通の日本観。

漁民と職人ってのは定住地を持たず、文化を伝播させた。そん代わり国家からは把握されにくい。これ。

で、それに無縁・公界・楽(アジール)。これ最強。

かしこれを言うと次から民俗学会にマークされるという危険も伴う、諸刃の剣

素人にはお薦め出来ない。

まあお前らド素人は、柳田の『都市農村』でも読んで「常民文化マンセー」とか言ってなさいってこった。

古い。古いなー(笑

2007-02-01

吉田寮が面白い

いや、熊野の方も似た感じかもしれないけどさ、あっちは出入りしてないから分かんない。だから自分の知ってる話だけ。

いまの学生はああいう共同生活をしたがらないんで入寮希望者が減って、留学生が結構な割合を占めてるんよ。で、留学生って妻子連れ(夫子連れかもしらんが、ま、どっちでもいい)が意外と多かったりして、共同炊事場とか行くと、小さい子が複数の言語を好き勝手に喋りながら手伝いをしていたりして、古い木造の建物と無骨な設備、うす暗がりでしかない照明なんかと合わせて、国籍不明な人々の登場する物語アジールのような世界が出現しているんですよ。アレは一度見る価値がある。あそこには昭和があるし(もしかしたら戦前もあるのかもしれない)、アジアがある。飛行機に乗って行く場所よりずっと面白い。

古い学寮だもんで、いまだに自治が第一で、どんな小さなルールもみんな円卓囲んで決めていたりして、20歳前後若造の青臭い理屈でずっと決まらないやり取りが続いていく。スピード決定の時代に慣れている人は一瞬イライラするだろうけど、その瞬間を乗り越えたら、経営書やらで頭を一杯にする前に自分も持っていた懐かしいものをそこに発見するだろう。本棚の大量の漫画本の間に、昔難解だと思いつつも読んで感激した本があるのが目に入る。背表紙は色褪せている。今の学生も読むのだろうか。それとも、彼がここに来た日からずっとあったものとして、ただそこにあるのだろうか。

どこかからJazzyなピアノが聞こえてくる。かなりうまい。聞き続けていたいがために、そこを動きたくなくなる。聞けば、卒業生プロになった人で、ここが一番よいと戻ってきては演奏しているのだという。ああ、その気持ちは分かるよ。短時間しかいない自分もまた戻りそうになるもの。

個人的には、こういうところと縁があったら体験しておいた方がいいと思う。ただ敬遠しているばかりじゃ勿体ない。

でも古い学寮は廃止の運命にあって、日本全国で陥落し続けているらしいよ。廃止された他大学の学寮関係者吉田寮に吹き溜まって、抵抗を続けているなんて話もある。今日そんなのは流行らないだろうけど、日本のどこかにはこんな場所があって欲しい。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん