2021-07-03

明治時代KKO(お婆さん)

松崎村の登戸の茂助という家の娘が、梨の木の下に草履を残して消息を絶った。

何年か経った嵐の日に娘が帰ってきたが、その姿は山姥のように奇怪な老婆に成り果てていた。

老婆はその夜は村に一泊したのみだが、それから毎年やって来て、そのたびに暴風雨が起きた。

村人たちは困り果て、老婆が来ないように巫女山伏に頼み、村境を封じる石塔を建てたことで、

老婆は来なくなったという。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん