とでも口にしたような騒がれようですな。
あくまで選手たちは技能労働者として食いっぱぐれないための最低限の主張をしてるに過ぎないでしょ。
それをやれ「俺のために死んでくれ」と彼らが頼んだかのような言い方はあんまりじゃないですかね。
こんな情勢で、彼らに選手としての働き口を諦めろなんて言えませんよ。
それじゃあ戦時に戦争を称賛しない作家は筆を折れと軍が言って回ったのと何も変わらんでしょう。
と言っても、今彼らがやらされてるのはむしろ、戦争を称賛する作品を書けと押し付けられているようなもんですかね。
いやはやあいも変わらずひどい国もあったもんだ。
にしたって、それを知ってる私達までよってたかって袋叩きにしたって、行き場を失った人間の数が増えるだけ。
そして、そういう人間の行き着く先は国か反社会勢力の言いなりになることだ。
私達からしたってそれは都合もよくないし、実に気分の悪い話でしょうよ。
権力と暴力で人を従わせるだけの連中に飼いならされた鉄砲玉の数が増えたって善良な市民からすれば何の得もない。
何とかならんもんですかな。
彼らも助かって、我々も助かり、困るものと言えば偉そうにふんぞり返っているお偉方ぐらいで済むような道は