何故そう思うのかというと「任天堂サイドからの話しか出てきてないから」である。
https://www.nintendo.co.jp/n10/interview/mario25th/vol2/index2.html
>「CPUの“すごくいい石が見つかった」「リコーさんから提案があったのは6502というCPUだったんですが、当時一般的には使われていなかったので、それを理解できるのは、日本では東大と京大の数人だけだという触れ込みだったんです。だから、解析されにくいというのが採用の理由」
個人的に言って「嘘クセー」と思っている。6502は言わずと知れたAppleⅠ・Apple][のCPUである。「当時一般的には使われていなかった」だの「理解できるのは、日本では東大と京大の数人だけ」というのはセールストーク込みであっても「大嘘」の部類に入る。
実は昔の日経エレクトロニクスの記事には「リコーが6502をウン10万個単位で余らせて困っているので、山内社長に何とかして欲しいと頼んできた」とか書いてあるわけ。こっちの方が信憑性が高いと思う。
Apple][は当時としては革新的なマシンであったが、パーソナルコンピュータという製品がビジネスになると見るや国内メーカーがバンバン参入し新機種が四半期毎で発売投入されており、日本語対応の頓挫もあいまってAppleは国内市場ではかなり苦戦していた。6502は落ち目マシンのCPUだったのである。
リコーがそんなCPUの在庫を抱えているというのが謎かもしれないが、Appleが強気の営業していたとか予測では落ち目になるとは思ってなかったとか東南アジアの怪しい互換機用に当て込んでいて当てが外れたとか理由はいくらでも想像できる。
そんな話を取材しても、出てくる担当者は黒シルエットで「※音声は変えてあります」でなきゃインタビューできないやろ、とは自分でも思うのだけれど「どのCPUを採用するか」というのはどんなマシンであっても非常に泥臭く裏の裏の話だらけだっりする事だけは事実だったりする。PCエンジンHuC6280しかり、メガドラMC68000しかり。
セガサターンが気になるなあ
メガドラの68000はモトローラ68000と言う名前がマニアックな連中の間で有名だったという話もあるだろう 言うまでもない有名なゲーミングPC・X68000の名がセガファンに刺さりまくっていた...
いやいや、既にセガはシステム16で68000使っててそのノウハウがあるからメガドラに採用したんだろ… システム16は1985年に出てるけどx68kは1987年だろ?
リコーが6502のライセンスを持っていたって話じゃなかったっけ? Z80はライセンス取得までしていると納期的にもコスト的にもあわないって聞いたよ https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bits...
1986年に出版された『任天堂のファミコン戦略』という本が手元にあったので読み返してみたら、以下のような記述があった。 ・ファミコンのCPUは任天堂とリコーそれぞれ5名ずつだ...
ファミコンと初代アップルって兄弟だったのか