赤い 手拭い マフラー に して
二人 で 行った 横丁 の 風呂屋
一緒 に 出よう ね って 言った のに
いつも 私 が 待た され た
洗い 髪 が 芯 まで 冷え て
小さな 石鹸 カタカタ 鳴った
あなた は 私 の 体 を 抱いて
冷たい ね って 言った のよ
若かった あの 頃
何 も 恐く なかった
ただ あなた の やさしさ が
恐かった
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