2016-04-29

あなた は もう 忘れた かしら

赤い 手拭い マフラー に して

二人 で 行った 横丁 の 風呂

一緒 に 出よう ね って 言った のに

いつも 私 が 待た され た

洗い 髪 が 芯 まで 冷え て

さな 石鹸タカタ 鳴った

あなた は 私 の 体 を 抱いて

冷たい ね って 言った のよ

若かった あの 頃

何 も 恐く なかった

ただ あなた の やさしさ が

恐かった

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