穏やかに暮らしたい
退屈であれば良い 暇を持て余す程度であれば何より
それが逃避だと知っていても そうでありたい
誰にも脅かされず 何にも追われず
苦しい事も、悲しい事も、恥ずかしい事も、恨む事もなく
泉に浮かぶ葉のように朽ちていきたい
もう、やり残したことは何もない
まるで宇宙の本当の真ん中で独り浮かんでいるようだ
引っ越す前の、何もない部屋の収納のように空っぽの気分だ
もう、思い残すことは何もない
自分は自分だけでよかったんだ
自分は独りで生きていくという事が分かった
もう過去の苦さに顔を顰める事もない
今書いてきたように居れたらと思う
それが死であれ、生であれ
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