わーがやげどしたわらすの頃
かっちゃ泣いでばりで ばっちゃさきづぐなった
とっちゃさげ飲みさなって かっちゃど喧嘩ばりしてら
じっちゃ静がさなって そのまま死んでまった
だばって
ばっちゃ変わんねで ずっと優し
それだば今も変わんね
にっちゃばがだごとして離婚した
とっちゃにっちゃさおごった
とっちゃかっちゃさもおごった
とっちゃわーさなんも言わね
とっちゃもわーもじょっぱりだはんで
なんも言わねし なんも聞がね
わーはこごで一人ずんぶ歳くった
わーはなんも立派になんねがった
なんもけっぱんねがったはんで あだりめだ
だばって
まだかっこつけだまんまだ ほんずでじょっぱりだはんで
ばがみてごどですっかど体ばり悪ぐした
だばって
ばっちゃいっつもわーのごとじっちゃさ拝んでだど
わーのやげのごと気にかげで
わーはほいでつれぐなったごとだのいぢどもねのに
だばって
ばっちゃ拝んでだど ばっちゃなんも悪ぐねのに
わーみていなほんつけさ
たんげ耳遠ぐなったばっちゃ
わがれだっつったきゃ「あれま なすて」って
いっつもわーのごとじっちゃさ拝んでだのにど
いっつもわーのごとほどげ様さも拝んでだのにど
わーみていなたげほんつけさ
ばっちゃ
わーは帰るど ゆぎのなが
誰さも分がんね わーばり知ってら来たみぢば
おら のっつ吹いできたど
だばって ほれ まだ たげうぢ遠い
しばれるばって つら伏せねいで
ほいどの犬みてぐ あっつぁこっつぁ なんぼ吠えでも
見でみろで
地ふぶぎの向ごうさ
ほんずなしみていによ
わらしの頃のわー 笑ってらい