■相手を支配しようとするのは
なにより相手が怖いから、相手がこちらを支配するのを怖がるから
相手が離れてしまうのが怖いから
優位に立っていなければ、とてもじゃないけど自分を保っていられない
醜いだろう、無様だろう、愚かだろう
何も誇ることはない
けど、そうしないと満足に生きてすらいけない
その強さは、陶器のようだ
鋭く、時として他人を深く傷付けるが
硬くて薄いがゆえに脆くて
そして、一度欠けたり砕けたりすれば、二度と元には戻らない
自分を守るために、相手を攻撃する
近付きたい気持ちと、遠ざけたい気持ちがせめぎ合ってしまう
揺れるような強さと弱さと、それ故に苦しみがそこにはある
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