大学生になり、もうじき4期目が終わる。
有り余った時間はひたすら堕落した生活につぎ込み、勉強も労働も人間関係も遊ぶことさえ蔑ろにしていた。
愛していた物語も音楽も絵も、その場限りの感動しか与えてくれないことを悟った。
波が引いては押し寄せるような感情、同じところを延々と周回する思考。
ネットにある砂場で穴を掘っては埋め掘っては埋め。それで良いと、それこそが正しいと思いながら、甘えながら自分を内側から痛め続けていた。
それは今、内側だけにとどまらず、外側に滲み出るように人との不和を引き起こしているようにも思える。
それなのに自分を信じられないから人も信じられない。そろそろ見捨てられる気もしてきた。
もう自分を貶して反省するのも疲れた。ブチ切れたことないけどブチ切れるのかもしれない、気が違ってしまうかもしれない。
俺の心は今までで一番疲れきっている。