プレッシャーに弱く他人からすればとても些細な事にも一々落ち込む性格だと自分自身思っている。
怒られる事に過剰に怯えて人の顔色を伺いながら生きている。
にも関わらず、嫌だったこと・苦しかったことを、ひと月もすれば忘れてしまう。
忘れてしまうと言っても、その事自体まるっと忘れるわけではなく、辛いと言う気持ちはそのままに(下手をすればその当時以上に大きく膨らんで)けれど、何がどうなってそういった事になったのか、詳細をすべて忘れてしまうのだ。
簡単に言えば、「起こった事のぼんやりとした縁取り」だけが脳裏に残っている。
結果として、その感情だけが心に残ったままになっているから、うまく消化出来ない。
そんなに辛くて苦しくて嫌だったのに、その出来事の核がすっぽり抜け落ちてしまうなんて、そんな妙な事があるのだろうか。
思い出そうと、その時書いた日記やTwitterなどを読み返してみるけれど、やっぱりピンと来ない。
流石に痴呆には早い年齢だし、だいたい痴呆ってこんなもんじゃないんじゃないか。
こういうことが何度も起こるから、その都度その都度、忘れないように必死になるのだけれど駄目みたいだ。
なんで私は全部忘れてしまうんだろう。
なんか、怖い。