29日、30日と熱海旅行に行ってきた。男3、女3のグループで、大体20代後半の年齢層だ。
ニュースで知っていたが、熱海はラブプラスの影響か、明らかに場にそぐわない人たちがいた。
例えば、海水浴場に一人でリュックを担いでいるのは、明らかに異質だ。自分は周りと同じと思っているのかも知れないが、
家族連れが大半の熱海の海水浴場では、思いっきり目立つ。ほとんどの人間が水着でいるのに、暑苦しいジーンズとチェックシャツは、場違いだ。
4,5人のグループもいたが、男だけのグループや女だけのグループで、男女混合の組とは明らかに気配が違う。
所謂、アキバを歩いているグループがそのまま、やってきたようで、傍から見るとびっくりするほど周りから浮いている。
男だけのグループも女だけのグループも元気がなくて、無表情で休日をエンジョイする雰囲気ではなかった。
誰もはしゃごうとせず、何というか心の感情の動きが小さく、気温30度を超える炎天下、夏休みの終わりに、
海水浴に行って騒ぐという雰囲気からは、だいぶ離れているように感じた。
きっと、自分と同じような同種の個体が集まったグループでは、そういった感覚は、感じ取れないと思う。
ああ、みんな海水浴で楽しそうだなと思うのが関の山で、自分たちが周りからどう見られているかなんて、及びも
つかないだろう。
私は、アキバのオタクを馬鹿にしたいのではない。ひきこもっていろと言いたいわけでもない。
今回、たまたま彼女の誘いで、男3、女3のグループでやってきたが、本来はみんなと同じ側の人間だ。
ゲームもするし、漫画も読むし、けいおんは最高だし、2ちゃんねるのまとめブログを読むのは毎日の日課だ。
フランスやドイツでジャパンエキスポやコスプレ大会が開かれ、一時期よりは市民権を得たというものの
それでも我々は少数派であり、決して表立った多数派にはなれない。
彼女の連れの女の子が、リュックにねねさんのバッチを大量につけているの見つけて、「なにあれ~」と
おもしろおかしく指差しているのを、横からねねさんは3人の中では一番人気があって、YAWARAの声優さんやねるとんのナレーションと
同じ人がやっているとは、既に説明できる雰囲気ではない。正直、すまんかった。
何というか、私の同類があまりにも熱海という世間から浮いて見え、それに対して、本人たちは気にも留めていないことが、
さらに不幸に感じてしまい、悲しくなった。
例えるなら、小学校時代に先生以外の大人と廊下ですれ違うような、違和感や不信感というのをはっきりと感じ取れてしまった。
好きなものは好きと言いたい気持ちもわからんではない。わからんではないが、何というか、もう少しうまくお互いの
妥協点を探ることができないだろうか。
楽しい場所に来れば、テンションを上げて、人の迷惑にならない程度には無茶をしてもいいし、ぼそぼそ話すのでなく、
声を張って笑顔で会話してほしいし、リュックにバッチをつけまくるのも、控えめにしてほしい。
ラブプラスののぼりやおせんべいなどのお土産も土産物屋の品揃えからは明らかに異質で、つい見てみぬ振りをしてしまうので、
もうすこしこじんまりとできないものだろうか。
「マトモなオタクの代弁者」を気取ってるつもりなのか? 世間の目を気にしない自己中なモサ男がマイノリティと言うのなら分かるが いわゆるサブカル愛好家がマイノリティと言うのは...