2010-08-27

自然信仰原理主義

今回のホメオパシー問題は、ある種の「自然信仰原理主義」と言えそうだ。

で、ここのところ、「自然信仰原理主義」の綻びが垣間見れる気がする。

高齢者エアコンを嫌って熱中症になる」というのも「自然信仰原理主義」の綻びの一つ。

自分に言わせれば遺伝子組換え排斥運動も「自然信仰原理主義」だと思うので、

早晩綻ぶと期待しているのだが。

はてなにあったネタだが、どこかの生協

「当生協では、保存料を適切に使用しています」として、

保存料は有用です、人体への影響は軽微です」という点を科学的に解説したところ、

生協存在意義の放棄だ!」という反発があったらしい。

生協といえば「自然信仰主義者」の巣窟、というイメージもあるが、

と同時に生協は「女性解放ジェンダーフリーの拠点」でもある。

ジェンダーフリーの観点からすれば、「家事の軽減化」というのは重要テーマであり、

一定の段階で自然信仰原理主義から決別する必要に迫られた、ということだろう。

原発PR施設に宮崎アニメキャラが使われていることが問題視され、

撤去に追い込まれたそうだが、これも「自然信仰原理主義」。

彼らにすれば、宮崎アニメは「自然信仰原理主義シンボル」なんだろう。

(だから自分宮崎アニメが苦手)

今まで、自然信仰原理主義は「左翼」と親和性があるとされ、

その象徴が週刊金曜日の「買ってはいけない」であったが、

その理由は「自然信仰アンチ資本」というイメージがあったから。

しかし、自然信仰を突き進むと、生活に多大な不便が生じ、

それは弱者、より具体的には女性に降りかかる。

なので、自然信仰原理主義が「アンチジェンダー主義、右翼」と

親和性を持ったとしても何の違和感もなく、それが極端な形で現れたのが

子宮頚ガンワクチン陰謀論」である。

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