2010-08-21

http://anond.hatelabo.jp/20100821082052

惜しい!

貨幣とは工業製品に対して支払われるべきものだからだ。

ここでいう工業製品とは何かしらの資源を使って造られたもののことであり、資源とは人類にとって限り有る地球資源のことだ。

資源はほとんど無限にある人間精神活動に対して有限である。

故に精神活動を原料としいくらでも生産可能な書籍などとは違い無闇やたらと資源を大量使用されては困るのだ。

そこでそういうった粗製濫造を防ぐために導入させた制度貨幣経済である。

という論理、「資源が有限なものに対してのみ、貨幣が支払われるのが正しい」という論理に到達しておきながら

他方、スポーツ選手のギャラや弁護士への相談費用インストラクターへの代金など

明らかに地球資源の活用とはなんの関係性も見出せないような事柄にも貨幣は使用されている、これはなぜだろうか。

これは貨幣経済が発達しその目的拡張した結果である。

この結論に至ってしまうのは実に惜しい。

「なぜだろうか」の答えは、スポーツ選手の才能や弁護士インストラクター時間もまた、有限資源だから」だ。

イチローダルビッシュ地球上に唯一無二の存在だ。その意味で彼らの才能は「有限の資源」なのだ

弁護士インストラクターにしても、その人数自体は沢山いるかもしれないが、「彼らが持つ時間(可処分時間)」は有限なわけだ。

となると、弁護士相談費用インストラクターへの代金もまた、有限の資源を占有する代償といえるわけだ。

貨幣は、原理的に排他的に占有可能なものにのみ、支払われるべきである」とする意見は新しくはないのだが、

  1. 多数の参照を求められる情報にはそれだけの価値がある(価値があるからこそ、参照される)→よって、高価格がつけられるべきである
  2. 同一なものが多数存在すると希少性を失う→よって、価格が下落すべきである

という、「情報価格の矛盾」を是非解決して欲しいものだと思う。

記事への反応 -
  • 電子出版の事を考えていたらなんか色々と夢想したのでメモ。 ここで言及されている各分野とその用語には著しい知識の欠如、誤認等があるでご注意ください。 一般的に書籍は有料...

    • 惜しい! 貨幣とは工業製品に対して支払われるべきものだからだ。 ここでいう工業製品とは何かしらの資源を使って造られたもののことであり、資源とは人類にとって限り有る地球資...

    • 図書館があるのになぜ今まで本が売れてたのか?って考えてたとこだったからちょっと面白かった

    • なにやら小難しいことを言ってるようだが、何のことはない、 北斗の拳的世紀末ヒャッハー!な世界万歳ってことですかね。 「物理的に相手を殺傷可能にする暴力の強さ」じゃなくて、...

    • 統合失調症の患者がよくこういう文章書くよね。

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