特に問題ない
そんな言葉をとても恨んでいた。
私が死にたいと思ったのはいつの頃だろうか。
その記憶はもう腐って消えかけているように
遠い遠い昔の頃なんだろう
自分なんて消えてなくなればいいとタンスの影に隠れて泣いていたのを
覚えている。
何故そんなことを思ったのかは覚えていないが、その記憶だけは
シミのように残っている。
それから四半世紀。
未だに生きたいとは思わない。
生まれつき生きることを嫌う人間というのもいるのかもしれない。
楽しいと思ったあとには必ず寂しいを感じ
嬉しいと感じたあとには必ず悲しいを感じる
人生とはそんなものだと思っていた時もあった。
でも、どうやらそうではないらしい。
人は寂しいを感じたあとに楽しいを感じ
悲しいを感じたあとにうれしいを感じるらしい。
そのために人は生きて行ける
こんな話をするとそんなこと特に問題ないという
言葉が飛んでくる。
生きていれば楽しいことあるよなんて軽々しく言う
その言葉がなんと恨めしいことか。
私にはその楽しいの後には必ず寂しいがつきまとうのだ。
負の感情に包み込まれてしまうのだ。
なんてことを書いてる俺キメェ~。
立派な死因になるのですね。なんて考えている今日この頃。