一番、厄介なのが「ちょっとパソコンに触ったことがある40代の女性」
最初の頃は
「私、パソコンわかるのよ。Excelいじったことあるのよ。罫線引けるのよ。先生、SUM関数教えてくれなーい?」
みたいな感じなんだけど、一回でもつまづくとあっという間にすねちゃう。
その状態になると、こちらが必死に教えようとしても
「私は自力で覚えられるからいいのよ!」モードに入っちゃって手がつけられなくなる。
何クラスか担当してみて、ようやくそういった生徒さんは「ひたすら褒めて良い気分にさせる」のが一番だとわかってきた。
3ヶ月の訓練を通して、仕事でパソコンを使っていた40代と、電源の入れ方すら知らない60代では、
修了時には60代のほうがWord、Excelを使いこなせるようになってるなんてザラ。
中でも、中卒60代の女性が訓練初日にはパソコンのモニターに鉛筆で書き込みをしてしまうくらいだったのに、
毎日涙を流しながらも「先生、教えてください」と必死に覚えて、
最終的にはクラスの年配の中の人たちでは一番できるくらいになっていたのには、本当に感動した。
その人の元の能力云々ではなく、素直なのが一番なんだなぁと思う。
今20代。そういう素直さを持った大人になりたいなぁと思うけど、なれるかね。
せっかく良い話したのに最後はなんだ。 自分で自分を信じられなくて、誰がお前を信じてくれるんだ
あんたが信じてくれるだろ