2010-08-10

資本主義の最大の敵は民主主義かもしれない

毎度ながらこれなんだが・・・

金融日記:日本経済の抱えている問題なんて全然大したことない

(http://b.hatena.ne.jp/entry/blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/51731420.html)

資本主義の対義語ってば社会主義なんだろうけど、実は最大の阻害要因は民主主義なんじゃないかと思うようになってきた。

資本主義というシステムの最大の欠点はひとり勝ちを誘発しやすいこと、これはdankogaiさんが簡単なプログラムを組んで説明してくれてる

ストレートランドに学ぶ格差本質http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51479111.html)

 

じゃあ勝ち組にとってこの独占のスピードを阻害するものはなにかというと、

大きくいうと「国家」というシステムだと言えると思う。「国家」の中でも実は「民主主義国家が一番厄介だ

なぜなら「国家」は資産の量に関係なく国政に対する影響が行使でき、資産が少ない者も数を揃えるだけでその合計の資産より政治への影響を行使することができるから。

 

なので言いたいだろう。「応分負担をするなら、資産に応じて選挙権を拡大しろ」と

 

当然、これは民主主義プロセスを通じて以外は達成を成し得ないので、達成することはないのである。

つまり、民主主義国家では彼らは思うように力を行使できないのである。

 

経済的なものが国家を超え始めて、「生活市場」と「投資市場」が分離し始めるに於いては「生活市場」から「投資市場」へ資金が移動してしまう。これは資本主義システムとしては当然の帰結である。

「生活市場」のみに生きるものとしてこれを止めるために出来る最大のことは「国家」に対して「民主主義的」に政治的影響力を行使することである。

(まあ「投資市場」も根っこは「生活市場」に依拠してるので「生活市場」がおっちんだら自動的に死ぬんだけど)

 

それがこの人の見てる「保護主義を取って国境を超えた企業活動を妨害しようとする悪魔の如き政治家」なんだろうなーって思ってみたりした。

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