2010-08-07

愛に縛られてうごけなくなる

愛に縛られてうごけなくなる

あれが愛の日々ならもういらない

        (小田和正作詞「眠れぬ夜」より抜粋)

またしても、小田和正の歌に救われてしまった。

自分がなぜ苦しんでいたのか、この歌を偶然聴いてわかったんだ。

私はこの数ヶ月間、相手にふさわしい人間になりたくって、

背伸びして、時間と労力を捧げて、我慢してきた。

もちろん強要されたわけじゃない。

私は自ら進んで、ものわかりの良い人を演じてきたんだ。

(愛していたから……と言えるのかな。

その言葉にふさわしいかどうかは、ちょっとわからないけど、)

私は「愛」に縛られて、身動き取れなくなっていた。

でも最近、ふたりの時間を振り返ってみてふと思ったんだ。

「私は、この数ヶ月間、幸せだったのかな」って。

そしたら、幸福感や楽しさより、我慢やツライことの方が多かったことに気づいた。

私の努力犠牲感謝してくれないと、裏切られた気持ちになった。

そして、その気持ちが憎しみに似た感情に、ゆっくり変化し始めているんだ。

 ーあれが愛の日々ならもういらないー

私の気持ちを代弁してくれてありがとう……。

この数ヶ月間が「愛の日々」だと言うなら、もういらない。

私が望んでいる幸福ではない。

「愛」ってむずかしい。

若いころは、お互いに誠実で一途なら、問題なんて起こらないって思ってたのに。

今日、相手に、私が今まで無理してきたことと、正直な気持ち、

そして、すこし時間と距離をおきたいってことを伝えた。

今は、時間と距離をおくことが、あなたへの一番の誠実なんだって言ったら

私が今まで言ったどの言葉より「私」の気持ちがわかったって言ってくれた。

自分の気持ちと、相手にきちんと向き合うんだって決めた。

今ならまだ間に合いそうだから。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん