子ブタ兄弟は自分達が食べていくための、親からお金をもらって、この砂漠に小さなお店をだすことにしました。
次男「そうだ!僕はパンがすきだからパン屋さんをやろう、自分もパンが大好きだし友達も売ってくれるかもしれない」
次男はパンが大好きでパンが作りたかったのでパン屋さんをつくりました。
長男はお金がほしかったので、いろいろな物を売るお店を作って次男が作ったパンを売ることにしました。
「いっぱい製品をならべて安く売れば、人がいっぱい来てくれるに違いない!」
長男は、売り子さんをやとって商品をいっぱい並べました。机や鉛筆、パンは次男がつくったのでとても安く売ることができました。
だけど、ここは砂漠で、だれ~もお客さんがやってきません。
長男は次男に言いました。「お前のパンがまずいからお客さんが来ないんだ」
次男は傷ついて、もっとおいしいパンをつくろうといっぱい研究しました。
南にパンに詳しい人がいると聞いて、いろいろなパンを教わりました。
北におおきなパン屋さんがあるときいて自分のパンを売ってもらえないか一生懸命頼みました。
一生懸命おねがいしたので、いろいろなパン屋さんと仲良くなってパンをおいてもらうことができ次男のパン屋さんにもいろいろお客さんがやってくるようになりました。
やがて次男のお店の前に大きな道ができて車も止まるようになりました。来年は汽車もやってくると聞きました。
でも長男のお店は、ときどき安いものを買いにお客さんがくるだけです。お金をはらって道路をつくったり、他の砂漠にもお店をだしてみたりしました。なので、なんでお客がこないのか長男はたいへん不思議に思いました。
やがて長男は町で次男のパンがおいしくなったことを酒場の噂ばなしにききました。
それを聞いた長男は次男に「パンがおいしくなったって聞いたから、パンをいっぱいくれ」とあたらしいパンをもらいました。
でも長男の砂漠のお店には、お客さんがやってきません。パンもすぐにダメになってしまいます。
長男はなんでパンが売れないのか疑問におもいうわさ話をきいた町の酒場にいき、またあたらしい噂ばなしをききました。
酒場のお客は「次男のパンは、長くないから食べづらい」「北のパン屋さんには、次男のパンが売ってるらしい」という話をきき、長男は「そうか、たべづらいのか、それに北のパン屋の話ばかりで、自分のお店の話がぜんぜんないな、だから売れないのだ」と思いました。
長男は次男に「お前のパンは長いからたべづらいと聞いたぞ、パンがうれないのはお前のせいだ」、「それにお前のお店にきたお客さんをこっちに紹介しろ!」
次男は困ってしまいました。
なぜなら次男は他のパン屋さんのためにどんどんパンを作っています。
北の町のおおきなパン屋さんからも、おいしいパンをありがとうと言われています。
長男のお店だけを紹介したら、いままでお店までの道路を作ってくれたり、汽車をひいてくれたりした他のパン屋さんは怒ってしまうでしょう。
そこで次男はいいました。
「お兄さん、町の酒場はよっぱらいばかりだから、信用しちゃだめだよ」
だけど長男は信じません。
また次男は言いました
「とおいけど東にパン好きな人たちがあつまっているから、そこでお兄さんのお店を紹介してもらったらどう?」
でも長男はとおいからいやだといいます。
「パンを売っているから、ジャムを買っていっしょに売ってみたら?」
長男は怒っていいました。
「そんなことをして、ジャムが売れ残ったらどうするんだ!」
次男は困ってしまいました。
どうしたら長男にわかってもらえるのでしょう?
長男はいいます。「そうだ!もっと品物を揃えよう!他のお店に売っていない品物を置いたら、お客さんもくるだろう。でもお金はつかいたくないし、もし売れなかったら困るから少しだけ買おう!そんな素晴らしい品物を探すんだ!」
長男は売り子さんにお店をまかせて、珍しい品物を探しにいきました。でもあまりとおくに行きたくないので、近くの知っている人に聞きました。
「めずらしい品物はありませんか?」訪ねた長男は西の町にめずらしい品物があることを聞きました。
西の町に行った長男は「めずらしい品物を売ってください。それにこの珍しい品物は私だけに売ってください」とそのお店に言いました。
お店の人は「いいですよ たくさん買ってもらえればあなただけに売りましょう。」
でも長男はめずらしい品物が本当に売れるか不安です。ただめずらしいだけかもしれないからです。
「売れるかどうか、わからないから2個だけ売ってください。」長男はいいました。
「とんでもない2個だけでは、売れないですよ、めずらしい品物はあなただけに売っていたら私が破産してしまいます。」交渉決裂です。
つぎに長男は、次男の作っているパンをもっと安く売ろうと思いました。他のパン屋より安くすれば売れると思ったからです。
「次男からやすいパンをいっぱいもらったぞ。これでお客さんがいっぱいくるはずだ」
長男は安いパンをお店にいっぱいならべました。
でもお客さんはまったくやってきません。やがてパンもだめになってしまいました。
「パンは売れない、もうパンを売るのはやめよう。」長男は決心しました。
次男はそれを聞いてとても悲しくなりました。
長男はどうすればよかったのでしょうか?
長男は童貞だな。長男は嫁さんもらって子供作って親族集めてみんなで暮らすようにすれば、やがてその親族の中でパンが消費されるようになるのに。
長男はどうすればよかったのでしょうか? トンカツになりおいしくいただいてもらう。
まったく同じこと考えてて笑っちゃったよ。