2010-01-28

研究

一人の学生として、これまでいろんなところで見聞きしてきたアカデミックな考え方について、

2つ不思議に思ったことがあるので挙げておく。

先生とは呼ぶな

「その研究について一番詳しいのは学生本人であり、私は助言しかできない。だから先生と呼ぶな」

一見するともっともらしいことを言っているようで、教育放棄にすぎない言動。

でも割とこれが美談と認められている世界不思議

少なくとも学生授業料を払い、先生はその授業料などからお給料を頂いて授業をする立場にあるはずなのだから

教育しなければいけないはずなのでは?それが仕事なのでは?

もちろん言いたいことは分かるんだけどね。でも声に出して言っちゃだめでしょう。ましてや美談にしたら駄目でしょう。

攻撃と防御

「君は自分研究を防御しなければならない。ほかの先生は攻撃するから。」

研究とは真理を探求するもののはずなので、攻撃とか防御という視点はおかしいと思うが、割とこれも使われている気がする。

仮に指摘がまったくもって正しいのであれば、それは真摯に受け止めるべきだと思うし、

逆に的外れな指摘であれば、齟齬のある部分を穴埋めするように説明するだけであって、

そこに攻撃とか防御という概念は存在しない。

もちろん、現実には指摘に対して真摯に受け止めてると卒業できなくなったりするから、

何かしら防御したりかわしたりすかしたりする必要があるんだけれど、

これも言っちゃ駄目だよね。

ましてや学生に対して「もっとしっかり防御しろ!」とか言うのっておかしいよね。

「もっとしっかりお伝えしなさい」

とかなら分かるけれども。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん