2010-01-14

中国グーグル検索に「天安門事件」登場、オフィスは厳戒

ttp://www.cnn.co.jp/business/CNN201001140005.html

北京(CNN) 「ネット検閲はもう続けない」と宣言した米検索大手のグーグルが13日、中国検索サイトGoogle.cn」に天安門事件ダライラマ法輪功など従来は出て来なかった検索結果を表示するようになった。

これまでは同サイトで「天安門」を検索しても、天安門写真が出てくるだけだったが、13日以降は1989年の天安門事件について解説したサイトへのリンクが表示されるようになった。ただし部分的に検閲された状態と検閲されていない状態が入れ替わるなど、不安定な表示が続いている。

グーグルは同日、中国サイバー攻撃の被害に遭い、何者かが人権活動家電子メール不正アクセスしようとした痕跡があると発表し、「検索検閲をこれ以上続けるつもりはない」と言明。今後の成り行きによってはGoogle.cnのサイト閉鎖や同社の中国からの撤退もあり得ると表明した。

ただし今回のサイバー攻撃について中国政府の関与を直接明言したわけではなく、検閲なしの検索サイト運営の可能性について当局と話し合うとしている。

北京にあるグーグル中国法人オフィスでは、この発表から間もなく従業員に有給休暇が出されたと伝えられ、いつになく厳重な警備が敷かれた。米カリフォルニア州本社が運営する社内のシステムなどにもアクセスできなくなっているという。

オフィス前にはグーグルユーザーやファンが集まって言論の自由を守る姿勢に支持を表明。同社には大量の花がひっきりなし届けられており、現地のブログはこれについて、グーグル中国撤退を見越して哀悼の意を表するものだと伝えている。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん