昔、高校生の頃だ。
シャワーを浴びたんだ。
なぜか村々してきて、シャワーをティムポにあて、シャワベーションを
していた。その時はいかなかったが、シャワーを終えて、身体を拭いて
いると、なぜか掃除機がそばにあり、魔が差した俺は、あろうことか
全裸でやるその行為はとても刺激的だった。立ったまま、足を広げ
さらに、口をあんぐりと大きく開け、目をくるんと上に向けたアホ面でだ。
なぜかそうすると気持ち良かったのだその当時。
目線を・・・目線をフト横に向けると・・・。
なんと出かけていた筈の母親と姉が、ポカンとした表情で立っていた。
「うわああああああああ」
俺は悲鳴を上げた。気が狂いそうだった。
麦茶を手にした。その夜は本当に辛かった。口もきいてくれない家族。
悲しくて何を喰っているのかわからない味の夕食。
柄にも無く、詩を書いたような気もする。
今、思い出しても辛い。よく人から悩み事を聞かされたりするが
あの修羅場をくぐり抜けた俺から言わせれば、そんなもんどうってこと
なしだ。このどうにも美化できぬ残酷な思い出に比べれば。
さらに悲しい事は、これが実話だってことさ