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「偏差値40から良い会社に入る方法」(田中秀臣著 東洋経済新報社)を読む。
著者によれば、就職難とはいいながら、非上場の大手企業はまだまだ売り手市場で、偏差値の高くない大学の学生でも就職口はある、ということらしい。
とはいうものの、話はそう簡単ではない。なぜならば、非上場の「いい会社」を見極めることが、大学生には難しいからである。
著者は、いい会社を見つけるための見極め方をいろいろ説明する。組織があって個人があるような「武士道型企業」でなく、個人があって組織がある「商人道型企業」を探せ、とか、残業時間が月20~30時間、3年後の離職率がせいぜい30%、年齢構成や男女比がいびつな会社は避けよ、等々。
そういう中堅企業は、テレビのコマーシャルなどで知られていなくとも、探せばあるものだ、という。確かにそうかもしれない。これは希望が持てる話である。