2009-12-12

時間を浪費しないためのマインドセット

3. 時間を浪費しないためのマインドセット

こうしたスケジュールルールを実践するためには、さまざまに考え方を変えるべき点も生じてきます。たとえば私にも覚えがあるのですが、大学研究をしていた頃は「夜を徹して研究をしている偉いやつ」という自分を演じていることもありました。MIT でも事情は同じみたいで午前3時まで研究していたという「時差ぼけ」の人にならないように、彼は次のようなことに注意しているそうです。

* 偏執的なまでに「結果」だけを追い求める:たとえば研究の場合「長い時間をかけて研究をしなければ」という結論が先にあると時間がいくらあっても足りなくなりますが、「1年に数本の論文を提出する」という結論を先にもってくると、ペース配分はまったく変わります。そしてそれが深い研究につながらないというわけでもないのです。

* プロジェクトをやめてしまう:重要なことが別にあるなら、相対的に重要性の低い活動はすぐにあきらめてやめてしまいます。面白いのは、小さいプロジェクトを放棄したところで、ほとんど誰も文句を言ったり、後ろ指をさしたりはしないという点です。罪悪感を感じてプロジェクト中途半端に抱えるよりは、放棄せよ、というわけです。

* バッチ処理と習慣化: ブログ昼ごはんのあと、論文執筆は朝一番、というように、物事をすすめるために必要な活動は出来る限り一箇所に集めてバッチ化し、さらにそれを習慣化します。

* 結果を出して、許可は求めない:こうした逆算スケジュール自分勝手に作れるものではなく、結果を出し続ける限りにおいて主張できるものだと覚悟を決めてしまう。逆にいれば、結果が出ているのであれば時間をどのように使うかは自分の自由であるというスタンスをとって、他人に許可を求めることはしません

 

http://lifehacking.jp/2009/12/reverse-time-management/

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