2009-10-05

G8、G20G2、G4。

先進国金融政策の当事者の集まりであったG7が、グローバリゼーションによる貨幣経済の広がりによって、より多くの当事者によらなければ、国際金融コントロールできなくなり、G20へと発展したが、当事者の増加は、話し合いを混乱させるだけであった。

で、二国間協議を主流にしてという話になったが、今度は、話し合いの結論は戦争でつけるしかなくなるという、利害の対立だけが表面化するようになってしまった。先進国から技術お金雇用を奪って成長する以外に、後進国・中進国に発展の可能性が無いのだから、当然と言える。自ら成長できるくらいなら、自力で後進国・中進国から発展しているわけで、グローバリゼーションによって技術お金雇用が降ってきて成長できたのを、国内には政治指導部の功績であると宣伝しているわけだから、さらなる成長の為にはグローバリゼーション継続させ、技術お金雇用を奪い続けなければならない。それをストップさせて、自力で発展しろという先進国側の主張とは、折り合う余地が無い。

現状の国際金融においては、後進国・中進国の成長したいという欲望に対して、先進国側がそれを潰すという欲望によって集まってという、対立構造以外の構造は、見出せない。

G4という話が出てきているが、ドルと円にポンドユーロのどちらか、あるいは、両方という集まりになるだけであろう。それ以外の国家を加えるのは、その都度、問題の焦点となっている先進国側の国家を招いてという事になると思われる。この集まりはかつてのG7のように公式にアナウンスされ、定期的に開かれるセレモニー的な集まりではない形で作られるのが望ましい。それこそ、会議の名称もその都度変えられるくらいで、丁度良いかもしれない。そして、この集まりで決定した事が、G8の統一見解となり、G20において後進国・中進国の統一見解とぶつかるという話になるのが、予想できる展開となる。

http://www11.ocn.ne.jp/~ques/diary/diary.html [2009.10.4]

  • 欧州の財政規律って欧州委員会にわりと厳しく統制されてるんで(そうしないとユーロが一国の財政で大きく変動してしまう)、少なくとも財務担当者会合については「もうG4でよくね?...

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