じゃぁ高付加価値品を作ればいいじゃないか、ということになるんだけど、「間伐材でもいいから、国産の杉材じゃないとできない高付加価値品」ってのが何よ?って話。
難しいね…考えてみたけど、一つしか思い浮かばなかった。
・国産である事それ自体
別の見方をすれば、木材生産→輸送→製品製造の過程において、環境にかける負荷が少ないという点。
外国産の木材は、輸送過程では大量の石油を消費し、温室効果ガスを排出している。
だから、環境に掛けている負荷が、正確に価格に反映されるような制度を導入されれば、国産材に付加価値が出てくる。
具体的には、
・国内産の木材を利用した製品にエコポイント的なものを付与して、実質的に輸入品より安くする。
・輸入材から国産材に切り替えた場合、それによって削減できた量に相当するCO2排出枠を与える。(もちろん、その排出枠は自分で使っても良いし、売っても良い)
・カーボンフットプリントを表示し、環境に関心の高い一部の消費者の購入意欲をそそる。
とか?でも、けっこう大きい話になっちゃうね…。
あとは、どうしても輸入に頼ってはマズイものを生産するのも一つの手だと思う。
林業における密植の効果。 日本の林業の特徴は、密植にある。密植は、苗を植える時に、極端に狭い間隔で植える事であるが、これによって、木と木の間が狭くなり、日が当たらなくな...
つまり、間伐によって抜き出した材木や製材残りの端材の使い道がないと、採算が取れない商売になってしまう。林業において一番重要なのは、この、間伐材の使い道を開発して採算を...
そこまで高尚じゃなくとも、割り箸・爪楊枝・園芸用品、小物家具(CDラックとか)なんかでもいいし、昔ならネオライト・オガライトとか、集成材の類、あとは再生紙と(大量の輸入新材を...
じゃぁ高付加価値品を作ればいいじゃないか、ということになるんだけど、「間伐材でもいいから、国産の杉材じゃないとできない高付加価値品」ってのが何よ?って話。 難しいね…...
俺みたいな経済・政治オンチが短絡的に考えると ・国外の間伐材に関税をかける。 ・それを財源として国内の間伐材利用に給付金を出す。 って事を考えるんだけど、そうはいかんもん...
いまは環境税って考えがあるから、受け入れられるかもしれないし、国内の森林資源・林業の活性化にもつながるし、熱帯雨林の破壊問題輸入しないでいいということは船舶輸送が少な...
一点だけ気にかかる。 いまいいと思っていることでも結実する頃には全然状況が変わってたりする。 これって、「どうなるかは解らない」と言いつつ 「放置の結果、状況が好転す...
ちなみに、こんな感じに人工的に杉を植えまくったのが花粉症の原因の1つと言われています。 日本はもともと広葉樹中心の土地で、杉はあまりありませんでした。