仲間が起業して成功し始めたり、芸能の道で芽が出始めたりしてきていて、俺は彼らの裏方的な役割としてサポートをしていたりするのだが、嬉しい反面、正直もどかしい思いがある。
彼らは上手くいったのはオマエのおかげだ、と最初の頃はよく言ってくれたものだが、どうも上の世界に行ってしまうと、下々の者に意識を馳せる時間はないようで、サポートを頼まれる時にしか連絡が来なくなった。
いいように使われているのかも知れないが、元々使われてこそナンボなキャラなので、必要とされているだけまだマシか・・・所詮、俺のやっていることなんて、ぶっちゃけ素人に毛の生えたレベルでしかない・・・上に行けば、もっと効率的なサポートが受けられる環境というものがあるんだろう。
別に彼らに使われていること自体が嫌なワケではない。
彼らにはもっと上の世界に行って欲しいと正直願っている。
でも、彼らとの距離が離れれば離れる程、相変わらず同じ場所にいる自分が自分で嫌になる・・・そして、そんな葛藤を抱いていることを彼らに知られたくない。
彼らの前では「俺は縁の下の力持ちだからサ」と適当にカッコつけてみるが、それに対する彼らの「そんなことないって」という言葉は本心なのだろうか?・・・と勘繰りを入れている自分が嫌になる。
この葛藤から抜け出すために、やはり自分も上に行きたい・・・でも、そのチカラはない。
RPGで言えば僧侶、白魔法使いみたいなモン・・・期待されているのは淡々とホイミやケアルを掛けることだとわかっていても、前線で武器や魔法を使って戦っているところを見せ付けられると、俺もエアロやバギで戦いたくなるんだよ。
でも、頑張って打てたとしてもエアロガやバギクロス止まり・・・やっぱ俺にはフレアやイオナズンは打てねーよ。
こんな時、ポップならどう成長するんだろ?