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もうはてブの常連だから改めて紹介するまでもないブログだけど、日本の経営者の搾取ぶりと、それを喜々として甘受する日本の労働者の社畜っぷりを徹底して批判しているブログ。
まず前提として、このブログの主張内容にほとんど誤りはない。荒っぽい口調ながら、安易な反論は全然通用しない。逆に、批判するのに緻密な理論なんか必要ないほど日本の労働シーンが歪んでしまっているのだとも言える。
ただ、ひとつブログの筆調に関して興味深いこと。
それは、スタンスが常に「諸外国に比べて日本は変」だってことだ。これはまったく揺らがない。
もともと、日本人のサービス残業癖も過剰な職場適応も、「あいつはあいつ、おれはおれ」と自分の労働観を貫けない横並び主義の影響が大だ。ここについては反論ないでしょう?
その結果の労働搾取に「日本も諸外国のようにならなければ」と横並び精神で立ち向かっている喜劇に、筆者は気付いているんだろうか。
それを考えると、世界的に労働者が搾取されていた時代に「どこでもこうだし」と諦めずに「万国の労働者よ団結せよ」と言えたマルクスエンゲルスはすごかったんだ。
友人の家に行ったら、出てきた料理が美味しかった。 我が家でもこんなに美味しい料理が食べられたらなぁ。 …というのは悪しき横並び主義なのかい?
レベルの高い方に横並びしようとするのは問題ないんじゃない? 低い方に横並びをして、足を引っ張り合うのは良くないだろうけど。
友人の家に行くまで、自分の家の食事がおいしいかまずいかもわからないの?
海外行ったら、日本人がどんだけ奴隷のように働いているかが痛感できる。 本当、日本は働きにくい国。 とてつもなく働きにくい国。