2009-08-11

ニート海外就職日記の興味深さ

http://kusoshigoto.blog121.fc2.com/

もうはてブ常連だから改めて紹介するまでもないブログだけど、日本経営者搾取ぶりと、それを喜々として甘受する日本労働者社畜っぷりを徹底して批判しているブログ

まず前提として、このブログの主張内容にほとんど誤りはない。荒っぽい口調ながら、安易な反論は全然通用しない。逆に、批判するのに緻密な理論なんか必要ないほど日本労働シーンが歪んでしまっているのだとも言える。

ただ、ひとつブログの筆調に関して興味深いこと。

それは、スタンスが常に「諸外国に比べて日本は変」だってことだ。これはまったく揺らがない。

もともと、日本人サービス残業癖も過剰な職場適応も、「あいつはあいつ、おれはおれ」と自分労働観を貫けない横並び主義の影響が大だ。ここについては反論ないでしょう?

その結果の労働搾取に「日本も諸外国のようにならなければ」と横並び精神で立ち向かっている喜劇に、筆者は気付いているんだろうか。

それを考えると、世界的に労働者搾取されていた時代に「どこでもこうだし」と諦めずに「万国の労働者よ団結せよ」と言えたマルクスエンゲルスはすごかったんだ。

  • 友人の家に行ったら、出てきた料理が美味しかった。 我が家でもこんなに美味しい料理が食べられたらなぁ。 …というのは悪しき横並び主義なのかい?

  • 海外行ったら、日本人がどんだけ奴隷のように働いているかが痛感できる。 本当、日本は働きにくい国。 とてつもなく働きにくい国。

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