2009-07-31

発達障害者支援法の施行は、ソフトインフラ整備完了まで停止すべし

   最近、「学習障害」(LD)とか「広汎性発達傷害」という言葉初等教育の場に闊歩しており、

   法的にも「学習障害を早期に発見して、対応するように」という法律もできたらしい。(発達障害者支援法)

   しかし、その実情は

   「建築士マンパワー不足を無視して、学校耐震診断計画を机上で計画する文部科学省役人

   のような世界らしい。

   つまり、一般教師の「学習障害とか広汎性発達障害に対応する能力」の向上が見れないままに

   うわべだけ「学習障害を早期に発見して、対応するように」と言われても、上滑りするだけである。

 

   というか、そもそも「発達障害発見するマンパワー」自体が、恐ろしいほど不足している。

   笑ってしまうが、小児を対象とした「小児精神科医」は、「診察まで1年待ち」という惨状らしい。

   なので、LDとか広汎性発達障害の知識に乏しい素人小学校教師が、聞きかじりの「診断」をしてしまう。

   これは職場の先輩の話だが、その先輩の子息が東京に転校した際に、

   「この子は不得意教科の偏差値は50位だが、得意教科の偏差値は70~80と、

   かなりバラつきがある。」

   それでホメられると思いきや

   「発達にバラつきがある、だから発達障害だ!」とトンデモ診断を素人小学校教師にされてしまったらしい。

   小児精神科医のマンパワーを充実させ、かつ小学校教諭にも正しいLDの知識を刷り込みした後に

   LD等対応教育するのなら混乱は最小限になるが、その辺の整備をしないまま、机上プランに基づき

   杓子定規法律運用してしまうと、不必要な混乱・不幸が各地で惹起されてしまうのではないだろうか?

   そのような整備が未整備なままなら、発達障害者支援法の施行は、停止した方がいい。

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