2009-06-23

http://anond.hatelabo.jp/20090622090955

初めて勤めた会社を思い出した。

学者肌だが経営のできないボンボン社長の下でプログラマとして勤め始めた。とは言え、プログラムを組むような仕事がある訳でもなく、色々雑務をこなす毎日。パッケージソフトを作ったりプロバイダ事業に手を出したりしつつ糊口を凌いでいたが結局は上手くいかず、やがて資金が回らなくなり社長の旧知だと言う詐欺師まがいの人間会社を乗っ取られた。

とってかわった詐欺師社長は、ボンボン社長に比べると少なくとも勢いと営業力があった。職場には人が増えて俺自身はプログラマ兼雑用から企画屋兼雑用となった。その後はこれまでと比べ物にならないくらいの勢いで、色々と事業を展開していった。けれど事業プランはあれども目先の金がなく、いつの頃からか給料の未払いが発生。それから半年ほどして、気付いたらボンボン社長詐欺師社長も逃げ去ってしまった。

笑えるのは、逃げられる直前まで彼らを信用していた事だ。信頼はしていないが、信用していた。自分は甘いのか馬鹿なのか。多分両方なのだろう。

今となっては笑って話せる思い出。

未払い金の数百万は、授業料としてはさて高いのか安いのか。

馬鹿さ加減は多少隠せるようになったけれど、甘さだけは余り変わらない気がする。

記事への反応 -
  • 玉砕覚悟でずっとやっていたわけだけど、ついに倒産が決定した。 まあ厳密にはまだ倒産してないな。まだ事実上の倒産。従業員を全員解雇して事業停止する段階。 あとは債権管理者と...

    • 初めて勤めた会社を思い出した。 学者肌だが経営のできないボンボン社長の下でプログラマとして勤め始めた。とは言え、プログラムを組むような仕事がある訳でもなく、色々雑務をこ...

    • 取引先の会社がそんな感じで倒産しそう。 というか、完全な債務超過でなんでまだ存在しているか理解できない。 公共事業関係を受注してきた会社なので、昨今の情勢により昔ほど旨...

    • 笑顔で記念撮影とかしちゃってのんきに わかるよその感じ。 一応最善を尽くす・・・ポーズくらいはするが、結局のところ雇われてる側は次の職場を探すだけだしな。 反発心を煽られ...

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