卑下する癖が抜けない

2009-06-01

以前働いていた会社は、俺以外全員高卒で、俺がいじめのターゲットになることが多く、随分居心地が悪かった。

仕事がうまくいけば「大卒だからって調子に乗るな」と言われるし、失敗すれば「これだから大卒は頭でっかちなんだから」と嫌みを言われる。

そこで、自衛のために「頭が悪そうに」話すクセがついてしまった。

難しい専門用語は知らないふりをする。自分の駄目な部分をことさらに強調する、等々。それでやっと目に見えるいじめはフェイドアウトした。

最近、資格をとって転職した。転職先はみんな大卒で頭がいい。

この環境なら思いっきり仕事が出来ると思った。しかし、卑下する癖がどうしても抜けない。初めての会社がそうしないと生きていけない会社だったせいで、卵から孵った雛が最初に見たものを親だと思うみたいに、「会社というのは卑下しなければいけない場所だ」と刷り込まれてしまった。

今の会社で、頭悪そうに振る舞えば、無能だとバカにされる。分かっている。でもどうしても、頭良さそうに話すことが出来ないのだ。本能的な部分で「頭悪そうにしないと叩かれて酷い目に遭う」という恐怖があり、それにうち勝てない。

このままだと本当に無能な奴扱いされてしまいそうだ。どうすればこの刷り込みを消せるのだろうか。