2009-06-01

すぎ

森田季節『プリンセス・ビター・マイ・スウィート

「だってあいつら歌詞が中学生から進歩してないじゃない。吐息漏れすぎ。世界終わりすぎ。ガラス割れすぎ。僕狂いすぎ。鼓動張り裂けすぎ。あの頃に戻れなさすぎ。冷たい雨降りすぎ。虹追いかけすぎ。薔薇咲きすぎ。桜散りすぎ。永遠求めすぎ。都会冷たすぎ。心からっぽすぎ。夜長すぎ。独裁者出てきすぎ。ペテン師も出てきすぎ。遺伝子書き込まれすぎ。僕が壊れすぎ&貴方を壊しすぎ。記憶鮮やかすぎ。吐き気がしすぎ。ナイフ突き立てすぎ。声枯らしすぎ。桜散りすぎ。胸にトゲ残しすぎ。空を見上げすぎ。あと、それから……」

「桜散りすぎが二回出ました」

あと、それから。真夜中に歌い出しすぎ&踊り出しすぎ。翼折られすぎ。一人で凍えすぎ。風に抱かれすぎ。月の光冷たすぎ。闇にそっと囁きすぎ……あたりか。

別解を作ってみたくなった。魔法かけすぎ。マシュマロみたすぎ。視線合いすぎ。それだけじゃ不満すぎ。想い複雑怪奇すぎ。自分ありのまますぎ。出会いはいつも奇跡すぎ。明日がここから始まりすぎ。どんなことも希望に変えすぎ。きっと空を飛べすぎ。願いはいつか叶いすぎ。瞳開きすぎ。そっと手を差し伸べすぎ。小さな勇気を欲しがりすぎ。臆病な自分追い越しすぎ。怖がることは何もなさすぎ。あと、それから……

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