私は背が低くて太ってるという標準から外れた体型なので、ウェディングドレスへの憧れなんてなかった。
ウェディングドレスというのは腰が高く足が長い外国人の外国人による外国人のためのものであって、私のような丸いチビには絶対似合わないので興味が無かった。が、母がドレス姿を見たがったので、親孝行のために、式をやってドレスを着ることになった。
結婚式当日。20 cm もあるハイヒールで上げ底をして、白く重く立体的な筒に体を嵌め込んで行く。
ドレスを動かすために、私が一歩ずつ足を動かす。ドレスを歩かせている気分。なんとなく屈辱的。
ドレスを着られるスタイルの人はいいけど、ドレスに着られてしまう人はこういう風に思わなかった?
せっかくやるなら膝丈くらいのスカートをパニエで広がらせて、もっとロリータな感じのドレスにしたかった。それならまだもう少し似合っただろう。でもそんなドレスって安っぽすぎるか、めちゃめちゃ高いかのどっちかだし、かつそんな突飛な物は母が喜んでくれないのであきらめた。
みんな、ウェディングドレスにドリーム見過ぎ。一番はうちのおかんがだ!
自分が産んだ娘の日本人体型を忘れないでくれ!せめて和服にしたかったよ。
まあ、でもまあ、いい。終わったし。喜んでくれたし。
もう少し時間が経ってから見直してみたら、きっときれいだよ 自分で見ても ウェディングドレス、着られてよかったね 結婚おめでとう
元増田です。ありがとう。 人に話すほどでもないけど胸にしまっておくよりなんか言いたい気持ちだったんで書いてみたんだけど、 そんなに優しいことを言ってもらえるなんて思っても...