2009-04-28

自分加害者でもないし被害者でもないため、ある程度以上の理解というのはしようがない問題があるとする。

そのことについて相談を受けたとする。

相談した側も、自分当事者ではないことは分かっているだろうし、おそらく共感してほしいのであって、少なくとも後になって冷静に考えると、解決策や考察を求めているのではないだろうと思う。

できれば、相手は共感を求めているのだから、共感するようにしたいと思っている。

しかし、私は(愚かにも)現実にそのような相談をうけると、合理的ではあってもある意味冷たい解決策や、あるいは完全に実現不可能な解決案、もしくは○○が悪いというような安易な意見を言ってしまいがちである。

これは相手が求めているものではないし、多くは無意味なものであり、できるだけ避けたいが、そのことを常に意識していられるわけでもなく、私にとってなかなか難しいことである。気をつけなければならない。

世間一般では、この相談者のような人は女性に多く、私のように思うものは男性が多いのではないだろうか?

多くの女性には、私のような男性から共感を感じることできなくとも、解決策を考えようとすることも、それを真面目に聞いたうえで十分意識しているということの表れであるということを理解していただけると嬉しい。

私は私なりに、相手が共感を求めているのだから、共感を示したいとは思っている。

『大変だったね』と一言いうだけで十分だというかもしれない。

しかし私には、そういうだけで十分だ、ということを無意識に判断できるだけの能力を、少なくとも今は持っていない。

そのため自分が普段に口に出すであろう言葉を一度飲みこんで、安易な解決策を考えてしまっていないか吟味する必要がある。

それで、本当に共感を示せるのかはわからない。

しかし、少なくとも、あなた自身が悪い、という意味になりかねない意見を言うことを防止することはできる。

これが『だた聞き流せ』というアドバイス意図するところなのかもしれない。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん