確かユタ大学の研究だったと思うんだけど、あるショッピングモールで、研究員が数名ビデオカメラで入ってくる親子を観察し続ける。大体年齢が3歳から8歳くらいの子供を観察して、研究員がそれぞれ容姿に関してランク付けをする。たとえば、研究員が可愛いと思ったら5点満中4点、とか。んで、5名くらいでそれをやって平均を取ると。
その次に、ビデオカメラを通して、その子供と親の距離を計測する。
そうすると、面白いことに、容姿の点数の高い子供は、親から近い位置にいるのに対して、点数の低い子供は親から遠い、離れた距離にいる。その研究では、容姿の良い子供は親からより大事にされているのではないか、ということを述べていた。
色々な解釈があるだろうし、年齢による補正、性別の違いなども考慮に入れないといけないんだろうけど(そもそも、研究員による点数付け、という部分が研究の手法としては大雑把過ぎる)、なかなか面白い研究だとは思う。確かきちんとしたジャーナルに掲載されていたわけではなく、CNNかなんかのニュースで聞き流しただけなんだけど。
同じ兄弟姉妹でも、より容姿の優れた子供は、両親からより大切にされる、ということはあるだろう。愛情を受けて育った子供は(その愛情が偏ったものではない限り)、やはり性格の良い大人に育っていくだろう。
今までの経験上、余程歪んだ家庭で育った人間でないならば、容姿の良さと性格の良さというのは高い相関関係があると思う。幼い頃から容姿の面でチヤホヤされてきた人間と、そうでない人間の、他人に対する接し方が違ってくるのは当たり前。初めから「自分なんか・・・」って考えている奴とはやっぱり付き合いたくないしね。
親からの距離の近さ、と愛情の受け方、の間にはかなり大きなギャップを感じる人も多いだろうけど、色々と示唆してくれる研究だよな。
そもそも論として、性格の良さってのが何を指し示すのか?という事が定義できないからなぁ・・・。 カラッとした姉御肌を性格がよいという人もいるだろうし 尽くしてくれる世話女房...