巷のPerl Mongerな人たちの間で話題の『モダンPerl入門』を読み始めた。
第1章はオブジェクト指向のトレンドの話で、とても興味深く読んだのだが、同時に「なんでこれPerlで実装せなあかんの?」と疑問に思った。ていうかオブジェクト指向やりたいならJavaやC#でいいじゃん。
継承という基本的な概念もないし、コンストラクタなんかも用意されていない。ゆえに、MooseとかのCPANモジュールを使って実装しなければいけないのだけれど、その分敷居が高くなって初心者には判りづらい。初心者でも現場に投入できるような、強力なオブジェクト指向機構が用意されているJavaやC#といった言語、StrutsやASP.NETといったフレームワークなんかとは全然違う。
私はメインがPHPとASP.NET(C#)という人間で、Perlはバッチプログラムとかクローラの実装とか雑用処理なんかに使っている。PHPは小規模プロジェクトでアジャイルな開発がしたい時、ASP.NETは大規模プロジェクトに呼ばれた時用の懐刀という感じで使い分けている。PerlでWebサービスを作ることももちろん出来るけれども、どちらかというとスピードが優先される開発に用いるものだと思うし、OOPを用いた大規模なプロジェクトにPerlを使おうとする理由がよく判らない。無駄に難しいし、そもそも本書を読めるレベルでPerlを理解している人の頭数がかなり少ないだろうから、実装しても保守コストがやたらかかる。Livedoorやmixiやはてなのような大規模サイトはPerlで動いているようだが。。。
『モダンPerl入門』は内容も書き方も素晴らしい良書だけれど、その辺りが引っかかった。「PerlでOOPを使う理由(APS.NETやStruts+Javaを採用しない理由)」は何なのだろうか? 私のプログラマーとしてのスキルが低いだけだと思うが、よく判らないので誰か教えてくだしあ。教えてダンコーガイ!
強力なオブジェクト指向機構が用意されているJavaやC#といった言語 ダックタイピングができない言語のどこが強力なんだろう?? 動的に継承関係を変えたりメソッドを生やせないク...