2009-01-28

王様の耳はロバの耳

登場人物

自分(女) 20代喪女

A先輩(女) 2コ上の先輩。仲良くしていた。

Bさん(男) 1コ上の先輩。昔私が告ってふられたイケメン

Cちゃん(女) 1コ下の後輩で美人挨拶程度の仲だった。

ABCは同じゼミに所属。私は別のゼミ

本題

少し前のこと。

数年ぶりに、A先輩と会った。大学卒業してから数年、連絡はたまにとってたけど、直接会うのは久しぶり。

共通の友人の近況をお互い伝えてるうちに、Bさんの話になった。

在学中、私はBさんにふられた過去があったんだけど、告ったこと自体を誰にも言わず、内緒にしてた。親友にすら。

なのに、A先輩は「BがCちゃんと今付き合ってるらしいよ」と言ったとたん、はっとした表情をして「あ……」と口をつぐんだ。

そんで、気まずそうに私を見た。A先輩は私がふられたことを知ってたのだ。

誰にも言ってないはずのことを知られてるということは、当事者しか考えられない。

BさんがA先輩に喋ったのだ。

A先輩が気まずそうだったので、私は明るく、至極なんでもないふりをして、

「あー、もしかして知ってます?」

と言うと、A先輩はBさんが、私をふった直後にA先輩に電話して報告したという話をした。

しかも、その報告はA先輩以外の、仲の良い人みんなにしてたとのこと。その上ゼミ先生にまで。

人の告白を断ったことを、共通の知り合いに言って回るだなんて。

そんなバカに告ったのだという事実にショックを受けた。

ABCの所属するゼミには、仲のいい人けっこういるので、その人たちにも知られている可能性が高い。

ふられたことを大勢に知られているのも恥ずかしいんだけど、その話を聞いて思い出したことがあって、余計へこんだ。

A先輩と会う少し前、街でばったりCちゃんに会ったのだ。

これも久々の再会だったので、急いではいたから立ち話だったけど、少し近況を話した。

実はその時すでに、Cちゃんから「今Bさんと付き合ってるんです」という話を聞かされた。しかも開口一番それを言われた。

短い立ち話の間に、Cちゃんは自分就職先とか住んでるところよりも先にその話をしてきたので、若干唐突に感じた。

しかもCちゃんはその話をしながら、少し勝ち誇ったような様子でニヤニヤしてたのだ。

その時点で、私はBさんが話を触れ回ったなんて知らなかったので、「よほど嬉しいのか、良かったね」と思っただけだったんだけど、今思うと……女として勝った、選ばれた、という勝利感ににやけてたのかなあと。ホント、女って怖いねー。

気のせいかな? 気のせいだといいんだけどさ。

A先輩の話では、BさんとCちゃんは、私がふられた少し後くらいから、Bさんから告ってつきあい始めたんだとか。

私をふった時の理由は、「今忙しくて、彼女作るとか考えられないから」だったんだけどw

まあ、好みじゃないからとは言えないよな。一応気を遣ってくれたんだろ、わかってる。

そりゃ美人のCちゃんのほうがいいだろうさ。私なんて十人並みだもの。

これを読んでる人に言いたい。誰かをふったなんて話を人にしちゃいけないよ。共通の友人には特にダメ。絶対。

A先輩の話で唯一救われた気分になったのは、Bさんは2年ほど就職浪人したあと、某社で派遣社員として働いていたが、このたび首切りにあったとのこと。

性格悪いと言われても良いから言っとく。 ざ ま あ w w w

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