この話は、野球と異性選択の話だけしか書いてないが、今流行の職業の選択の問題について考えてみたい。
5社、自分の入れそうな会社(入社試験に落ちない)があって、できるだけ相性のいい会社に入りたい時、
1社目…とにかく退社。
2社目…1社目よりも条件がよい会社であれば継続。そうでなければ退社。
3社目…今までで一番よい会社であれば継続。そうでなければ退社。
4社目…今までで一番よい会社か、二番目によい会社であれば継続。そうでなければ退社。
5社目…とにかく継続する(しかない)。
となるわけだ。そしてほとんどの人は2.05社目の会社を継続することになる。
実際、相性度数をそれぞれ1点から5点として、ランダムな順序で出会う時、「4」「2」「5」「1」「3」という順序で出会えば、法則に従って、3番目の「5」を継続するのが最上となる。
しかし、「1」「2」「3」「4」「5」と並んでいた場合には「2」を選択してしまうし、「5」「4」「3」「2」「1」となっていた場合には「1」を選択してしまうことになる。しかしこの両者の並び方になるパターンは確率的に少ないので、やはり全体的には法則通りにした方が好結果が得られる可能性が高い。
問題はだ! こういう「交換選択」しかないために「1」を選択せざるを得ない可能性が残り、「5」を選択できない可能性が大きくあることだ。
もしも「同時選択」、つまり5社全ての入社の可能性を同時に保持できるやり方があれば、5社全てを経験し、結果的にもっとも相性のいい「5」を確実に選択できるのだ!
「職業選択の自由」を憲法がもし完全に保証するならば、「同時選択」が可能な求職システムを早急に作ることが求められているのではないか?
なんというか、年齢によって、会社への要求事項は変わるよ。 20代で働くにはいいけど、30代でも働いているのはちょっとねぇ、とかさ。 入社可能性の維持というのが新卒偏重主...
職業選択の自由ってそういうものではないと思う