p129。
マルコという人物は、もともと存在していた「同一の福音」なるものを紙の上にインクで記しただけの筆写機械ではない。生きていた一人の人間、まことに個性のある著者である。そしてこの福音書はこのマルコという著者が書いたすぐれて個性的な著作なのである。他方、他の三人の福音書の著者はそれぞれマルコ福音書に満足しなかった。あるいはむしろとても賛成できなかったからこそ、その改訂版を、改訂というよりもしばしば正反対のことを書きつのる大幅な改竄版を作って発行したのである。
…こんなはっきり書いて大丈夫なのかな…
Permalink | 記事への反応(1) | 00:23
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その辺はちゃんと作者が序文で(ix) 明瞭に並べられている理由を抜きにして、単に、御自身の「信仰」なんぞを基準にしてこっちか気に入るのあっちが気に入らないのなんぞと勝手な趣...