2008-12-30

臨時飼い主、猫と奮闘す。

事情あって三日の間、祖母が飼っている黒猫の世話を仰せつかった。

私は猫好きだけれども、実家は小鳥とハムスターを飼ってるし、家はペット禁止だしで猫を飼ったことがなかったので不安だったんだけど、猫って可愛いだけじゃなくて賢いのな。おかげで無事こなせた。

一日目。

祖母の指示通りの分量の餌をいれた瞬間、どこからか現れて食べ尽くす。

「撫でさせてくれないか」と頼んでみたけど、無言でこっちを見たあと駆け出して逃げた。

二日目。

祖母の猫は外飼いで、祖母の持ってる山と畑(広い)をテリトリーに生活しているようなのだけれど、

私が朝日を拝みに朝6時半頃に外に出たら、玄関の前ですでに待機してた。

で、にゃんにゃん鳴きながら歩いて、ウッドデッキにある餌皿の前まで私を誘導。

この時点で猫の賢さにちょっとびっくりした。

カリカリ(高齢猫用だった)を半分食べたところで、こっちを向いてまたにゃーにゃー鳴くので、撫でさせてくれるのかなーと撫でたら、体をよじって避けてさらに大きい声でにゃーにゃー言う。なんか不満げっぽい鳴き方。

そして餌皿の横の水入れを私の方へぐいぐい鼻面で押してきた。

私が水を替えてないことへの抗議だったらしい、っていうか猫頭よすぎじゃね?もしかしてこれ猫又?

水を取り替えたらまた全部カリカリを食べ尽くして去った。

で、本日三日目。

さすがに私も慣れて、猫と一緒に餌皿に移動、カリカリと水を入れて、食べ終わるまで眺めさせてもらいながら待機。

そしたらついに思うさま撫でさせてもらえた。あまつさえゴロゴロいってくれた。

餌くれれば懐くのか、ゲンキンだなーと思いながらもすごい嬉しかった。

しかも、しゃがんでる私の膝に両前足をかけてにゃんにゃん言うの。

これは!と思ってウッドデッキ正座したら、案の定膝の上にのぼってきてくれた!

膝の上に猫を乗せて撫でて、一人と一匹で暖を取り合いながら眺める朝日は最高だった。

でも、祖母の家はど田舎の山の麓。盆地。11時過ぎまで霜柱が立ってるような寒さ。

加えて、猫は丸々としてる。毛づやも黒々して立派だけど、体格も立派。

屋外のウッドデッキで、寒さ厳しい早朝、大猫を膝の上に乗せて正座しつづけた私。

ねこ様が膝からどいたので(多分日の当たる畑に行ったんだと思う)立とうとしたら、思いっきりこけた。

足がしびれて立てなかったので、さむいウッドデッキにしばらく一人きりで横になるはめになった。

でもあの、ねこってほんとうに可愛いですね、まじで。

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