2chの2ゲットを悪用して、宣伝行為、扇動行為をする人間の存在をご存知ですか。
「2ゲット」とは、2chでスレッドがたった直後に、一番最初にレスをつける行為をさします。
スレッドがいつ立てられるかを予想できないため、2ゲットを意図的にとるのは困難です。
また、ニュース速報板など人気のある掲示板では、多数の人が同時に閲覧をしていて、
スレッドがたった直後に書き込みをしたとしても、自分の書き込みが2になるとは限りません。
ところがその困難な「2ゲット」を何らかの方法でたやすく行っている人がいます。
そして、その2の部分に2chの多数の住民を扇動するためのコピペを貼り付けるわけです。
2chでは2の部分は非常に重要な意味を持っていることがあります。2の部分にはテンプレや資料が貼られることが本来は多いのです。多くの人が見てしまう部分が2です。
どんな内容がさしこまれるてるかは時期によってさまざまです。
これを行ってる人の個人的主観で、その時期最も広めたい内容が決定されてるようです。
私はずっと昔から気がついてましたが、最初それを黙認する立場でした。
毎日新聞への抗議活動のテンプレが2に挿入されていて、「がんばれ」と思った時期もありました。
しかし、今はこの扇動が怖いのです。勢いのある祭りの発生してるスレッドに工作テンプレがはさまれることが多いです。
おそらく自動巡回ソフトを利用しリロードをくりかえし、スレッドがたった直後に、自動的に書き込みを挿入するプログラムを走らせているのでしょう。
2chを目の敵にしてる弁護士先生などは、ご存じない人が多いですが2chはさまざまな「あらし」から掲示板を守るための先進的なシステムが導入されている掲示板です。あらしやSPAM行為への対策の厳しさでは、ハテナやyahooや各種ブログなどよりも実は2chは上です。ブログ運営会社などは、SEO業者の巣にされています。ここで2chの対策をひとつづつ紹介するのは話がそれますが、匿名プロキシリストのプロキシがすぐに2chでは使えなくなるのは、2chの対策の良さのひとつです。
ところが2ゲットは、その規制をかいくぐってるとおもわれます。
ニュース速報板では同一IPアドレスの人が、一人で多数の書き込みをしてスレッドの乗っ取りやスレッド内世論の誘導などができないように、じっくり考えて書く時間がとれるように「120秒規制」が導入されています。約120秒間は書くことができないのです。
2ゲット工作員は、その120秒規制をかいくぐるためにおそらくIPアドレスを自動的に切り替えてるとおもわれます。
2chを何人の人が同時に見てるのかはわかりません。たかが2chといいたいところですが、
ベンチャー企業の経営者たちがでっちあげたアルファブロガーとちがって、2chは確かに何度もネット世論に影響をまきおこしています。その2chで行われる工作行為、ほっておけますか?