2008-11-10

今年の妹も消えていった…もうすぐ冬なんだな

去年の今頃、俺は去年の妹に「妹の種」をもらった

春が来て俺は庭に妹の種を植えた

愛情と水をたっぷり注ぎやがて妹の種は芽を出した

妹は7月の終わり頃殻からでてきた

はじめましてお兄ちゃん///」

彼女水着だった

透き通るような白い肌、ねだるような大きな瞳、しかも微乳

今年の妹は申し分ないよい出来だ

妹「お兄ちゃん?私の部屋ってあるの?」

俺「いや、いつも俺と一緒の部屋で過ごしてるんだ」

妹「よかった」

俺「ん?」

妹「だって、寝るときも一緒なんでしょ?///」

俺「ま、そうだけど…」

妹「早く夜にならないかなぁ??」

俺「おいおい、まだ朝だって!」

こうして期間限定付きの妹との生活が始まった

初めての夜

俺「この布団でいい?」

妹「うん…」

俺「嫌か?」

妹「嫌じゃないけど…この布団去年の妹の匂いがする…」

俺「え?くんくん…別にしないぞ」

妹「匂い…覚えてるんだ…」

俺「あ!騙したな!」

妹「もう去年の妹は忘れて!今は私のことだけで頭いっぱいにして…」

今年の妹はなにかいつもと雰囲気が違っていた

いつもはもっとさっぱりしたと言うか、女ではなく妹だった

今年の妹はなにかいつもと雰囲気が違っていた…

俺「じゃあ、寝るよ!おやすみ

妹「おやすみなさい」

妹「お兄ちゃん?…寝た?」

俺「…」

妹「私ね、お兄ちゃんが一生懸命お水くれたり、周りの雑草取ってくれたりしてたのずっと見てたよ」

俺「…」

妹「私ね、妹になったらお兄ちゃんにたくさん恩返しするんだって決めたの」

俺「うん、もう寝ろよ…」

妹「お兄ちゃん…」

不思議なことだが、妹ができあがると周りも人たちも妹を違和感なく受け入れる

もちろん俺の両親もそうだ

ツンツン…ツンツン…

俺「んんっ…」

妹「お兄ちゃんおはよっ!」

俺「今日から夏休みだから…もう少し寝かせてくれよ」

妹「だって…時間がもったいなくて…」

俺「(そうだよな、秋までなんだよな)」

がばっ!

妹「きゃっ!…びっくりしたよぉ!」

俺「やっぱり起きるわ、で、何しよっか?」

妹「私はお兄ちゃんと一緒にいるだけでいいの。お兄ちゃんが決めて」

俺はいつもと違った雰囲気を持つ今年の妹を試すように言ってみた

俺「じゃあ、おはようキスしようか?」

妹「おはよっ…」

俺「んぐっ…」

たとえキスしてきたとしても軽いキスだろうと思った俺がバカだった

妹は俺によりかかりながら舌を絡ませてきた…

俺「おっ、おい!冗談だよっ」

俺は妹を突き放した

妹「ご、ごめんなさい…だって…」

俺「だって兄妹だぞ!キスなんか…」

妹「うん…そうだね」

俺「…ごめん、俺キスするの初めてだったから…」

妹「ほんと!うれしい…」

俺「…」

目が違う、俺は気づいた。

兄を見る目ではない…この子…俺のことが男として好きなのか?

その事に気づいてしまった俺が冷静でいられるはずが無かった

その瞬間から、俺は妹を異性として意識し始めた

俺「なあ、キスしたときどんな気分だった?」

妹「うれしくて…体の力が抜けて…もう好きにしてって感じだったよ」

俺「好きにしていいのか?」

妹「えっ///…(コクリ)」

俺「じゃあ、今日は一緒に寝ようか?」

妹「いい…の?」

俺「嫌か?」

妹「うれしいのと…ドキドキするのと…」

俺「一緒に寝るだけだよw」

妹「えっ?…///」

俺「何想像してたんだ?」

妹「もぅ///」

そう言った瞬間、俺は数年前のあの老人の言葉を思い出した

数年前、俺は1人自転車に乗ってお気に入りだった山の頂へ向かっていた

道の途中、老人が1人倒れていた

俺「大丈夫ですか?」

老人「すまない。水を少しわけてもらえないか?」

俺「あ、いいですよ。ちょっとぬるいけど」

俺はリュックに入れていたペットボトルの水を老人に渡した

老人「ありがとう。助かったよ」

俺「こんな所、1人で何してたんですか?」

老人「いやぁ、私はこの山に住んでおるのじゃ、ちと今日は歩きすぎでな」

俺「そうなんですか、じゃあ俺行きますね」

老人「待ちなさい!これを君にあげよう」

俺「何ですかこれ?」

老人「妹の種じゃ」

俺「はぁ?」

老人「これはな、大切に育てると妹ができるんじゃ」

俺「そんなことあり得ないでしょ!」

老人「いいから!騙されたと思って春に植えてみなさい」

俺「…」

老人「可愛い妹しかできない。だから約束だけは守ってくれ」

俺「約束

老人「いくら可愛くて、女らしくても君の妹じゃ!決して一線を越えてはならぬ!」

俺「…はぁ」

老人「君の優しさが妹の肥やしじゃ」

そう言って老人は去っていった

いまその言葉を思い出した

俺はしてはいけないことを今夜しようとしている…

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