未来の娘へ
君の時代にはどんな曲がかかっているのだろう。
父さんの時代には
父さんの父さんの時代には
「働いた分だけモノが買えて幸せになれる」って曲が
かかっていたらしい。
曲にあわせて踊っていると、
自分の能力以上の振り付けも上手にこなせたりして
とっても気持ちいいんだ。
人生は重い荷物を背負って遠い道を歩くようなものだから、
踊って気持ちよくなって辛さを忘れようとするんだ。
だけど、踊ったからといって早く前に進めているわけじゃない。
時間は誰にとっても同じように流れているのだから。
忘れないでほしいのは、
曲にあわせて踊っていると、
けっこう疲れてしまうという当たり前のことだ。
踊っているときは気持ちいいんだけど、
どんな曲もいつかは終わるものだし。
君を踊らせてくれるのは時代の曲だけじゃない。
世の中にはたくさん用意されている。
忘れないでほしいのは、
自分が好きで踊っているってことだ。
人生の辛さを忘れるために踊っているだけなのだから、
上手に踊れたからって、
何かご褒美がもらえるなんて期待しちゃいけない。
踊ることで本当の問題を先送りにしてしまっていて、
何かしっぺ返しがくることは少なくないけどね。
しばらく踊ったら、踊り疲れる前に自分で踊りを止めて、
また足を引きずりながら一歩一歩進まなきゃいけない。
あせることはない、
時間は誰にとっても同じように流れていくのだから。
anond:20081109084023 「そばにいるね」や「マタアイマショウ」みたいな曲は 結構好き。 カラオケレパートリーに「リンゴの唄」があるような自分でもそう感じるんだから 同世代には強烈だろ...