2008-09-30

会社行きたくないの詩

月曜日の今朝

蒲団に包まってキュっと小さく小さく胎児の姿勢

ケータイ目覚まし時計 わかってるよ もう 5分ごとのスヌーズだけが心地よい

気をつけ!起きろ! あと5分 

気をつけ!起きろ! あと5分 ってね

薄目を閉じてこのまま意識だけがなく なくなってしまって

時間も 存在も 曇りの今日という日も 

毛布も体温もざらざらタオルケットも

全部そのまま無くなってしまえばいいのになぁ

起きなくちゃ

起きなくちゃ

あともう一回 スヌーズが鳴るまで

攪拌された意識が 現実世界にまだ戻ってこないように

半分の僕は 仕事のことを考えるけど 

半分の僕はまだ柔らかい黄色の夢の中 夢の中

起きないで

起きないで

うすい糸引いて 脳みそがぐちゃくちゃになるまで

カラスの鳴き声 髄をもっと濁らせて聞こえないようにするんだ

もっともっと 濁らせて 5分間のスヌーズを抱きしめるんだ

こんな風にして 今日も起きるんだけど

一日生きてみると

まあ今日も悪くない一日だったな

なんて思ったりする僕は

朝と夜でまるで別人ね

おやすみなさい おやすみなさい

もう目覚めなくてもいいからね

一週間 また頑張ろうね

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