あまりにびっくりした出来事だったので書く。
同じ駅で乗ってきたおばさんが、優先席に座っていた女の子に対して突然
「あなた立ちなさいよ」
と云った。
紫色が落ちて金髪に近い色の髪で、耳にピアスをいっぱいつけている10代後半くらいの若い女の子だった。
優先席で音楽を聴きながら携帯をいじっている姿がおばさんのカンにさわったのだろう。
「席を譲りなさい」
と続けておばさんは云った。
「はあ?」
女の子は不機嫌そうに、でも大きな声でおばさんを威嚇する。
「電車に乗るんならルールを守りなさい。ここは優先席でしょう」
何度かおばさんは女の子に「譲れ」的なことを云うが、女の子は相手にしない。
「そうよ。云うことをききなさい」
とおばさんに加勢した。
「あなたのお子さん?」
「いえ、でもこういうことは私たちが叱らなくっちゃ」
「そうよね」
「あなた日本語わかってるの?譲りなさいって云ってるでしょ」
とまたおばさん。
「ババアだから云うのよ。」
「そうよ、云うことをききなさい」
「ビョーキかしら。病院に行った方がいいわよ」
それをきいた女の子が一言、
「そうだよ」
次の停車駅で女の子の左隣の席の別の女性が降りて、おばさんはそこにそそくさと座った。
おばさんは近くの別の女性と「今時の子はー」的な話をずっとしていた。
一連のやり取りを聞いて、ええええ、と内心びっくりした。
譲りなさいってなんだ。優先席て善意で成り立ってるんじゃないのか。強制する権限なぞないんじゃないか。
そもそもおばさんは歳こそお年を召しているようだが、全然元気そうに歩いて電車に乗ってきた。
例えば女の子が生理2日目で、あんまりしんどいから空いてた席に座っていたら、
ただでさえ辛いのにイライラしておばさんと口論になったって可能性もあるんじゃないか。
あの席は年齢性別問わず、座りたいほど辛い人のために優先的にある席なんじゃないのか。
確かに女の子もマナーとしてまずいけど、年寄りだから座って当然と思うおばさんの神経を疑った。
スイーツ(笑)が老いるとこうなるのか。
明らかにおばさんは外見で女の子を判断していて、あげくの果てに「日本人じゃない」「ビョーキね」と云う。
なんだその偏見。
おばさんに云おうと思ったが、車内がこれ以上うるさいと迷惑だと思ったので、ぐっとこらえた。
「最近の若い世代はって云う前に、その若い世代を育てたのはあなたちですよ」
って。
ていうかそのババアも優先席に座ったの? まだ座るには早い年じゃね?
電車の中って、いろんな人種が無差別に放り込まれる場所。 だから、そういった非常識をいちいち見てたらストレスで死ぬぞ。 NGワードは「おじいさん」「おばあさん」「おばさん」...
5・0(10点満点)--試合序盤こそ順調なボール回しを見せたものの、文章量の割にアイデアの乏しさが目立つ内容で終わった。中でもオバさんの主張のメリハリのなさは気になるところ。終...
週末の昼間の電車優先席付近でのこと。 同じ駅で乗ってきた女の子が、吊革につかまっていたおばあさんに対して突然 「あなた座りなさいよ」 と云った。 紫色が落ちて白髪に近い色の...